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研修

当科における研修を紹介します.よくわからないこと,相談したいことがあったら,以下まで問い合わせてください.

血液内科:張替 秀郎:TEL : 022-717-7165 / E-mail : harigae@med.tohoku.ac.jp
リウマチ膠原病内科:藤井博司:TEL : 022-717-7165 / E-mail :hfujii@med.tohoku.ac.jp

 

 

初期研修について

初期研修は東北大学病院での初期研修プログラムとして対応します.東北大学初期研修については東北大学病院卒後研修センター のサイトをご覧になってください.その中で当科は他の診療科と協力して内科初期研修に対応します.

 

専門研修について

初期研修後の専門研修においては,基本領域である内科の専門医取得と当科領域のサブスペシャルティーである血液専門医とリウマチ専門医を目指します.内科専門研修については東北大学病院の内科研修プログラム がありますので参考にしてください. ここでは当科領域での血液専門医・リウマチ専門医研修に興味を持たれる方へのプログラムを主として紹介します.

1. 血液内科・リウマチ膠原病内科専門医取得まで

血液・リウマチ専門医を取得するためには,まず内科専門医を取得することが必要です.内科専門医を取得するには,初期研修終了後にいずれかの内科プログラムに登録し,3年間の内科研修を行う必要があります.現在,内科プログラムの登録は初期研修2年目の秋に行われています.血液内科・リウマチ膠原病内科の専門医を目指すことを決めている先生方は,東北大学内科プログラムに登録し,内科研修と連動して血液内科・リウマチ膠原病内科の専門研修を行うことを推奨します.東北大学内科プログラムは東北大学の関連病院を連携病院として登録してありますので,内科研修1年目(卒後3年目)は引き続き初期研修病院で内科研修を行い,その後東北大学病院に異動し,内科研修,血液内科・リウマチ膠原病内科の専門研修を受けることが可能です.

血液内科・リウマチ膠原病内科の専門研修は内科研修2年目(卒後4年目)から,内科研修と連動して研修をすることが可能です.それぞれの専門医を取得するためには3年間の研修を行い,必要な症例の経験が必要ですが,内科研修中の症例も加えることが可能です.この点からも,東北大学の内科プログラムに登録し血液内科・リウマチ膠原病内科の指導医のもとで内科研修を行いつつ,血液内科・リウマチ膠原病内科の専門研修を行うことが最もスムーズであることがお分かりいただけるかと思います.

また,内科研修3年目(卒後5年目)には大学院に入学し,その一年目を内科研修・血液内科/リウマチ膠原病内科研修にあてることも可能です.

初期研修・内科研修・血液内科/リウマチ膠原病内科専門研修・学位取得までの例を下の表にまとめましたので,参考にしてください.

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2.当科における血液・リウマチ膠原病専門研修プログラムの理念

新専門医制度における血液専門医リウマチ専門医 の研修プログラムについては,各学会ホームページに掲載されています.この研修プログラムに則って東北大学病院血液内科・リウマチ膠原病内科では,社会から望まれる,人間的にも,医療レベルからも優秀な臨床医(特に血液,免疫,感染症領域,総合内科)を育成する事を目指してしています.また,探究心を持って,免疫病や血液病を中心とした基礎,臨床研究に貢献できるPhysician-Scientistを育成します.

 

当科での専門研修による特徴は以下の通りです.

臨床修練

血液内科・リウマチ膠原病内科は総合内科医としてのトレーニングに最も適した内科領域と いえます(Generalistの修練).全身の臓器障害が生じうる疾患を扱いますので常に全体的な診かたを必要とするからです.血液疾患,リウマチ膠原病疾患の専門診療を習得とともに,それぞれの疾患による全身の臓器不全の治療,抗がん剤,免疫抑制剤,分子標的薬,細胞治療といった強力な治療に伴って起こる感染症を中心とした合併症に対する治療を経験し,総合的な診療の進め方,知識,技術を学びます.結果として基本領域としての内科専門医,サブスペシャルティーとしてのリウマチ膠原病専門医,血液専門医を取得することができます.

 

研究

医師は医学という科学の専門家であり,臨床医としても治療を行う上で科学的な視点とその結果に対する科学的な考察を必要とします.この科学者としての素養を身に着けるために,当科においては,様々な機会を利用し専門研修期間でも医学者としての探究心を高めます.具体的には,国内外の学会発表を積極的に行い,血液・リウマチ・膠原病領域の診療全般に対して系統だった理解を深めます.学会発表の成果は科学論文としてまとめ,専門誌に掲載することを目指します.さらに,専門研修と連動しつつ,大学院に入学し,医学研究に携われるようなキャリアを提供します.血液領域・リウマチ膠原病領域は基礎研究が臨床に直結している領域であること,血液・リウマチ膠原病の専門家として自身が得意とする研究領域を持つべきであることから,当科においては専門医だけでなく医学博士の取得を強く推奨しています.

 

3.研修内容

基本的に指導医と共に当診療科に入院中の患者(血液疾患,自己免疫疾患,不明熱)の主治医として診療に当たります.外来では新患症例を対象に血液疾患,自己免疫疾患の診断を中心とした研修を行います. 具体的な研修内容は以下の通りです.

 

i) 診断法 a) 病歴聴取,身体所見の取り方(関節所見のとり方を含む)
b) 検査所見の判読(一般検査所見,血液細胞の形態学的診断,
自己抗体の病的意義の判断,細胞表面マーカー,
遺伝子・染色体検査の判読等の専門検査を含む)
c) 各関節を含む全身画像所見の読影,頚部超音波検査
ii) 治療法 a) 主な血液・免疫疾患の標準的治療
b) 抗がん剤,ステロイド剤免疫抑制剤の投与法
c) 抗がん剤,免疫抑制剤の副作用とその対処
d) 白血球減少(好中球減少時)・免疫不全の感染予防,抗生物質の使用法
e) 輸血療法(血漿交換を含む)
f) 造血幹細胞移植の管理

 

当科の特徴として,全身的合併症をもつ症例が多いため,感染症,呼吸器,消化器,循環器といった他科の専門医との連携が頻繁に行われます.そのため,当科研修中に他科との連携を通じて幅広い内科的知識の習得が可能です.

 

当科関連の定期的な院内検討会

総回診 (毎週月)  
症例検討及び臨床的論文抄読会 (毎週月) 全体ミーティング
血液内科検討会 (毎週月)  
リウマチ膠原病内科検討会 (毎週月)  
合同症例検討会 (月4回,月) 腎高血圧内分泌内科と合同
内科合同症例検討会 (月1回,火) 研修医を対象

 

この他にも院外での勉強会が多数あります.