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免疫病研究

全身性エリテマトーデス 関節リウマチの原因ウィルス 血管炎の基礎と臨床研究 免疫細胞での分子異常

 

全身性エリテマトーデスの原因、病態

 本邦の自己免疫疾患斑研究が発足以来参加し、本領域の研究推進に貢献してきた。当教室が世界で始めて作成したループス腎障害性モノクロナルヒト抗DNA抗体を産生するB細胞クロンを生かして、病的自己抗体が出現する原因を追究しています(詳細参照)。自己抗体、特に抗DNA自己抗体が直接的に免疫細胞に侵入してIL12産生亢進や抗原呈示細胞機能異常を起こすという新しい自己抗体の病態的意義見出し、これを発展させて未知である自己免疫異常発現機序の解明にあたっています。

 

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関節リウマチの原因ウィルスに関する研究

 原因不明の難病である関節リウマチ(RA)が、日常診療の場でヒトパルボウィルスB19(B19)の感染後に発症した例の臨床観察から始まり、B19遺伝子導入マウスが易関節炎となる事、B19が多くのRA例関節滑膜の免疫系細胞に存在して、TNFα、IL-8,IL-6等の炎症性サイトカイン産生を誘導する事を見出している。石井恵子助教授(保健学科)らと共同し、これらを進めてRAの原因の解明を計り、これに基づいた根治治療の開発をめざしています。

 

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血管炎の基礎と臨床研究

 抗リン脂質抗体とは異なる新しい血管内皮細胞自己抗体を独自に同定し、免疫血栓症発現との関連で臨床研究を進めている。 また、臨床的には非観血的で簡単な検査法である位相差トラッキング超音波法を金井教授グループ(東北大学工学研究科)とともに臨床応用を目指している。現時点では大動脈炎症候群例において頚動脈病変を検索すると血管炎の活動性を容易に把握できる事を見出し、臨床診断と治療方針決定に応用しています。

 

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免疫細胞での分子異常に関する研究

 SLEのシグナル伝達とサイトカイン、自己免疫疾患でのmicroRNAの役割を分子生物学的に追求している。